てんかん

 (最終更新日:令和3年9月1日)
 
女性(20代、無職)
傷病名 てんかん
受給できた障害年金 障害基礎年金2級
受給金額 年金額約80万円 

16歳の頃にてんかんを発症されていましたが、成人されてからは薬でコントールできない状況となり、発作の頻度が非常に多くなっていました。仕事を続けることが難しくなり、退職後、ご自身で色々と調べるうちに障害年金という制度をお知り、ご相談をお受けいたしました。お話を詳しくお伺いし、発作の頻度・程度から考えますと2級以上に該当する可能性が高いと判断し、手続きを進めさせていただきました。

 
男性 (40代、アルバイト)
傷病名 てんかん
受給できた障害年金 障害厚生年金2級
受給金額 年金額約120万円
 
10年程度前にてんかんと診断され、ご自身で障害年金の手続きをされ、不支給になっていました。そこで、現在までの症状、日常生活状況等を詳しくヒアリングさせていただきました。当センターとしましては、前回の請求時にも2級以上には該当すると判断いたしましたが、当時の診断書を確認させていただきますと、当時の状況が適切に反映されているとは考えにくい内容でした。改めて当センターで日常生活状況を正確に主治医へお伝えし、事後重症で障害厚生年金2級が認められました。

 

 認定基準

 
①てんかん発作は、部分発作、全般発作、未分類てんかん発作などに分類されるが、具体的に出現する臨床症状は多彩である。
また、発作頻度に関しても、薬物療法によって完全に消失するものから、難治性てんかんと呼ばれる発作の抑制できないものまで様々である。
さらに、てんかん発作は、その重症度や発作頻度以外に、発作間欠期においても、それに起因する様々な程度の精神神経症状や認知障害などが、稀ならず出現することに留意する必要がある。
 
②各等級に相当すると認められるものを一部例示すると次のとおりである。
程度障害の程度
1級

十分な治療にかかわらず、てんかん性発作のA又はBが月に1回以上あり、かつ、常時の援助が必要なもの

2級

十分な治療にかかわらず、てんかん性発作のA又はBが年に2回以上、もしくは、C又はDが月に1回以上あり、かつ、日常生活が著しい制限を受けるもの

3級

十分な治療にかかわらず、てんかん性発作のA又はBが年に2回未満、もしくは、C又はDが月に1回未満あり、かつ、労働が制限を受けるもの

(注1)発作のタイプは以下の通り

A:意識障害を呈し、状況にそぐわない行為を示す
B:意識障害の有無を問わず、転倒する
C:意識を失い、行為が途絶するが、倒れない
D:意識障害はないが、随意運動が失われる

(注2)発作と精神神経症状及び認知が相まって出現することに留意が必要。また、「症状性を含む器質性精神障害」に準じて認定する。

③認定に当たっては、重症度(意識障害の有無、生命の危険性や社会生活での危険性の有無など)や頻度に加え、間欠期の精神神経症状や認知症状の結果、日常生活動作がどの程度損なわれ、そのためにどのような社会的不利益を被っているのかという、社会的活動能力の損減を重視した観点から認定する。様々なタイプのてんかん発作が出現し、間欠期に精神神経症状や認知症状を有する場合、治療及び病状の経過、日常生活状況等によっては、さらに上位等級に認定する。また、てんかんとその他認定の対象となる精神疾患が併存しているときは、併合(加重)認定の取扱いは行わず、諸症状を総合的に判断して認定する。

④てんかん発作については、抗てんかん薬の服用や、外科的治療によって抑制され
る場合にあっては、原則として認定の対象にならない。